np.無料広告学校2021年度は休校とします

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np.無料広告学校2021年度は休校とします。
いつもなら4月が次の期の募集期間となるのですが、第14期の募集はいたしません。
理由は、

いったんここを一区切りとして、新しい形を模索したい

ということです。
応募しようと考えていた多くの方には申し訳ない次第です。
ごめんなさい。

もう少し詳しい話をします。
np.無料広告学校は先日13期を終えました。
第1期、第2期はそれぞれ半年だったので、12年続けたことになります。
ちょうど干支を一巡りしたところで、区切りにしようかと思いました。

これまで十数人の少人数制で、いわば「密」状態で講義をするのが学校の特色だったのですが、12期の後半からオンラインとなり、13期は全てZOOM、一度も対面を実施していません。
もうオンラインが前提なのであれば、単に対面を置き換えるだけでない、オンラインの長所を駆使したもっと違うやり方があるんじゃないか?
例えば、メンバーを固定化するのでなく、全国どこにいてもフリーに参加できるようにするとか。
そういったアイデアを腰を据えて考えてみたいと思いました。

それから、1年かけて、学校で教えていることを書籍にしてみたいと考えています。
米村との共著で。
米村クラスでは広告ストラテジーの基本などを中心に教えています。
僕が教えていることは、いわば、クライアントビジネスについての心構えです。
コピーの書き方も教えますが、あくまでクライアントビジネスの中で評価されるコピーライティング、クリエイティブ思考とはどういうものか、です。
「そんなこと教える人って他にいないよね」
とよく言われます。
なら、そういったことを書籍にまとめてみると役に立つかもしれないと。
実際、卒業生は
「若手の中で1番になれた」
と報告してきたりもします。
おそらくその「1番」というのは、「1番使えるヤツ」として評価されるようになった、ということでしょう。
このメソッドみたいなものを書籍というカタチでもっと多くの若者に広げるといいのでは、と思いました。

もう一つ、本音に近い理由として、
「憂鬱な日曜日から解放されたい」
というものもあります。
講義は毎週月曜の夜に実施していましたが、そこで講評する案を宿題として前日日曜日の午前10時までにメールで提出することとしていました。
これはあくまで期限なので金曜日や土曜日に提出してもいいのですが、たいていは日曜日10時ギリギリに送ってきます。
そして、その内容がいつもクッソつまらないんですよね…。
僕が期待しているのは、若者らしいアイデア。
これはオジサンの頭では考えつかなかったな、とか、これはなんか感じるものあるぞ、とか。
そういうものが一つでもあると気持ちがウキウキして、なんだか得した気分になれるのです。
でも、ここ数年ぐらい、そういうのをほとんど見たことがない。
誰でも容易に思いつくような、アイデアのアの字もないようなものばかりをいくつもいくつもチェックするうちに、カーッとなってしまう。
「こんなもので講評できるか。やり直し。明日は休講!」
とか返信して、その日はずっと気が滅入ってしまったりする。
アイデアに腹立つというより、その他大勢で満足している受講生たちの姿勢に腹立つ。
自分は他の受講生とは違うんだ、こんなこと考えつくんだぜ、と、僕なら意地でも存在感を示してやろうとするんだけど、このあたりは本当に理解できないままです。

で、叱るにも体力・気力が必要なんです。
僕は8年前に大病を患って以来、体力が落ち続けてます。
特に昨年のコロナ禍でNetflixとPS4漬けを数ヶ月間やって、本当に部屋から外に出ないでいたんですが、それでガタンと全身の筋力が落ちたみたいで、いまリハビリしてるところ。
打ち合わせしてても息が上がるぐらいなんですよ。
ところが仕事は増え続けていて、キツいんですよね…。
ここに5月からまた学校が加わると、ホントにいろいろキツくなるんじゃないかと。
これまで騙し騙しやって来たのが、ちょっと限界来たかなというかんじです。

ということで、繰り返しになりますが、待ってきた方々には申し訳ないのですけど、ご理解お願いいたします。
で、これも繰り返しになりますが、僕らは若者支援の旗を降ろしたりはしません。
ここらでその新しいカタチを探ってみようということなので、期待していただけるとうれしい限りです。