恐れながら社長マーケティングの本当の話をします。

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本日12月20日(金)、4冊目となります著作
「恐れながら社長マーケティングの本当の話をします。」
が宣伝会議より上梓されました。

内容は以下となります。

第一章 社長 、 まずは マーケティング部をなくしましょう
第二章 「名物 宣伝部長 」はどこいった
第三章 御社は「ミドル ・ファネル 」作れますか
第四章 やっぱし事件は 現場で起きている
第五章 「 VISION 」の本当の 話をします。
第六章 テクノロジー変わるマーケティング思想変えるビジネスモデル変える
第七章 不買運動が起きてます!
第八章 社長、さっき 言いかけたことですが

これまで企業経営は「商品開発」「製造供給」「営業」「財務」が柱とされてきましたが、「商品開発」や「営業」を組み込んだ「マーケティング」と、「製造供給」「財務」の三本柱で成り立つと考える企業が増えて来ました。
ところがトップは部署や外部エージェンシーの部分最適に翻弄されて適切なマネジメントができないままに、ESG投資などの社会要請プレッシャーを浴びることとなり、広告主を中心としたカオスが業界全体に拡がっている状況です。

それもあってか、自分のところにも経営層から「マーケティングのサポートをしてほしい」というご依頼をいただくようになって来ています。
自分のような「現場にも行ける」人間がトップの隣に立つと、スカッと全部見渡せます。
マーケティングの回転を止めている問題点が明瞭に見えるんです。

外部エージェンシーからすると、広告主はブラックボックス化しています。
「なぜこういう判断になるんだ?」
「誰が決定権を持っているんだ?」
「本音はどこにあるんだ?」
と。
広告主からエージェンシーを見ても同様で、
「なぜこういう提案になるんだ?」
「誰が中心で働いているんだ?」
「本音はどこにあるんだ?」
と。

自分の具体的な役割は主にはPromotionのマス・デジタル融合ですけども、これを成し遂げるためには組織の連携を正常化させる必要があり、上流から下流まで行ったり来たりしながら、広告主の部署間や外部パートナーとの「詰まり」を解消していくことが裏命題となります。
そんな中で得た知見を元に、「自分でマーケティングまで関わろう」とされるトップに向け、自分なりの指南をまとめた次第です。

自社マーケティングが正常に機能するためにトップが知っておくべきことを以下のように整理しました。
・「マーケティング」の正しい定義、認識
・マーケティングが企業の総力戦に移行している実状
・現場トラブルの実態
・Mission,Vision,Valuesの正しい機能のさせ方
・新しいテクノロジーのマーケティングへの組み込み方
・SDGs、ESGなど社会要請のマーケティングへの取り込み方
新テクノロジーの矢継ぎ早な登場によるマーケティングメソッド、マーケティング思想の進化、変化によって業界全体が足元から揺らいでいる中、ここでトップが軸となりマーケティングの再編成をしようという提言となっています。
広告主のトップに限らず、広告業界人、広告に隣接されている方、どなたがお読みになっても何らかのお役には立てるかと思います。

(なぜかアマゾンでは23日発売となっています)
恐れながら社長マーケティングの本当の話をします。