A HAPPY NEW YEAR!
2017年が皆さまの羽ばたく年となりますよう!
(この絵はサビニャックが自身の年賀状用に描いたものだそうで、原画がうちの階段に飾られてます)
リンダ・グラットン「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」には、これからは新しい3つのステージが人生に登場するだろうと書かれています。
いろんな他者の人生や多様性に触れながら自分のアイデンティティを探す「エクスプローラー」ステージ。
自由と柔軟性をもって小さな創造的ビジネスを起こす「インディペンデント・プロデューサー」ステージ。
人的ネットワークやスキルの蓄積を元に多種類の仕事を同時に行う「ポートフォリオ・ワーカー」ステージ。
なるほど。
人生100年となると、教育-仕事-老後という一直線のリニアな生き方ではなく、ノンリニアなマルチステージ時代になるのは間違いなさそうで、こういった新しいステージも100年の中のどこかで取り込んでいく必要が出て来るでしょうね。
しかしよく考えてみると、これらは「ステージ」なんだろうか…?
自分がいま進めている広告クリエイティブビジネスは、これらが同時に入り混じって成立しているような気がします。
うーむ、いつの間にか時代の先取りしてたのか…要は「その調子で行け」ってことか…とポジティブ解釈して、2017年も現在のやり方を一層押し進める方向で行こうかなと考えております。
具体的には、
・デジタルクリエイティブ
ここにさらに力を入れます。
現在、マスとデジタルを統合する役割としていろんなエージェンシーさんとアドバイザリー契約を結んでいます。
春にはこのテーマで新著を出す予定です。
・カルチャーメイキング
以前は広告によって商品が生活カルチャーを生み出すのだ、という意識がありました。
人々の生活習慣から新しくしてしまおうという熱量が。
今年はもう一度そういう失われつつあるスタンスを取り戻しながら案件を見ていこうと思います。
・ソーシャルソリューション
医療・健康、エネルギー、地方創生、etc.
いろんな社会課題系コミュニケーションのご依頼がありますが、今年は本腰を入れる年になりそうです。
そのための勉強もますます必要です。
・スターメイカー
自分が前に出るのではなく、若いCDを前に立てて自分はバックアップ役に回る。
50歳を過ぎた頃からそういうポジションで仕事したいと思ってたのですけど、いくつかカタチになってきました。
もっと増やしていきたいですね。
・フィクサー
僕の会社の標語として「ワンストップからノンストップへ」というものがあるのですけど、もはや総合系エージェンシーのトップでもコミュニケーションの全てを担い切れない状況です。
クライアントの課題を解決するために自分がハブとなって、いろんなエージェンシーや組織、スペシャルパーソンをチーム化するという役割も担うようになってきています。
こういったことで(こういったことじゃなくても)何かお役に立てるようであればぜひお声がけください。
そしてやはり大事にしたいことは、
・新しい人たちとの人脈拡大
コ・クリエーションの時代などとも言われますが、やはりこれからは多彩なスキルや考え方を持った人たちとどれだけ繋がっているかが重要と思っています。
なので僕はどんな方とも(「電話料金がおトクになりますよ」的な人は別として)時間を取って会うようにしています。
一見さんもWelcome!
今年もよろしくお願いいたします。
小霜拝